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ピラティスリングで胸椎の柔軟性を改善
こんにちは。トレーナー矢羽田です。
胸椎が固いのですがどうすれば柔らかくなりますか?とよく質問をいただいています。
胸郭-胸椎の構成は下の図になります。胸椎全体のおおよその可動域は、屈曲30-40°・伸展20‐25°・回旋30°・側屈25°
関節は動きを作る関節-モビリティジョイント(可動性関節)、安定させるための関節-スタビリティジョイント(安定性関節)という2つになりますが、胸椎はモビリティジョイントに分類されます。
・頚椎 スタビリティ・胸椎 モビリティ・肩甲帯 スタビリティ(肩甲胸郭関節)・肩関節 モビリティ
複数の関節がそれぞれの役割をもって共同し体を動かしています。
胸郭-胸椎は、大胸筋、腹筋群などの大きな筋群の影響を受けやすく座った状態でスマホの長時間使用などによって、頭部が前方へ出てしまった状態で屈筋群が短縮してしまいます。背骨の半分以上をしめる胸椎を良い状態で保つことが難しくなり、胸椎の伸展制限が起こってしまいます。これによって、背骨の歪み・肩甲骨まわりや首の可動域が小さくなります。腰の反り過ぎにもつながっていきます。
ピラティスムーブメントを行っていく前に、
ピラティスリング(マジックサークル)の重さを利用してプレピラティスを行っていきます。
吸気で脊柱・胸郭を広げていくイメージ 呼気でリラックスのイメージで椎骨を一つ一つ床に落とすイメージでインプリントする。胸骨柄・胸椎3番・5番などピンポイントに行っていきます。上部の写真にあるようサイドポジションでも骨盤と連動させて可動を意識して行っていきます。
キャデラックで、手からの繋がり・胸の広がりを意識してスワンで背面の伸びと強化をしていきます。手に繋がっている部分がスプリングなのでコントロール力の向上にもつながります。
その後に、スタンディングムーブメントで統合していきます。
動きのイメージとして、腰椎・骨盤はスタビリティジョイント、胸椎・股関節はモビリティージョイントになりますが、腰椎・骨盤が安定している時には胸椎や股関節はスムーズに動かせることができます。不安定な場合には、体を動かすのも不安定となるためにスムーズに動かせなくなかったり、動きに制限が起こったりします。また、胸椎や股関節が硬くなり動きが悪かった場合には、腰椎や骨盤にも負担を掛けてしまい怪我の原因にもなっていきます。そのぞれの関節が、共同して働くことによって、スムーズに体を動かしていくイメージをしてトレーニングしていきましょう!
ピラティススタジオ カラーズ大阪