- 2013-10-01 (火) 18:55
- ブログ
10月に入り、ぐっと秋らしい気候になってきましたね。
季節の変わり目は体調管理が難しいですね。
風邪をひいている方も多いように思います。
そんな中でもやはり身体を元気に保つ秘訣は
日々の生活を見直すことだと思います。
生活スタイルを改善して、健康的な食事、運動、ストレス管理を実行すれば、
細胞の老化を分子レベルで抑え、回復することができるという研究が
医学誌「ランセット オンコロジー」に発表されています。
それによると、細胞の中にある”テロメア”が大きく関わっているそうです。
テロメアは細胞に備わった”靴ひもの先端”のようなもので、大切な遺伝情報を保護する役目を担っています。
ヒトの体の細胞は分裂回数に限りがあり、テロメアの長さは年齢によって一律に決まっていないそうです。
テロメアの長さはさまざまな生活スタイルによって変化するため、個人差があり、
同じ年齢であっても、テロメアの短い人は、心臓病やがん、
糖尿病、骨粗鬆症などになりやすいという研究が報告されているそうです。
研究では、生活スタイルを改善するとわずか5年でテロメアが長くなることが示されています。
研究を行ったオーニッシュ氏は、健康的な生活スタイルとして、次のことを勧めています。
1 健康的な食事
健康的な食生活を実践する手段として、全粒穀物や野菜、果物などのホールフードが勧められている。
ホールフード(Whole Food)とは、食品をまるごと食べるという意味。野菜なら葉から根まで、白米よりも玄米、白パンよりも全粒粉パンを選ぶことで、グリセミック インデックス(GI:炭水化物が消化・吸収される速さを相対的にあらわした数値)を低く抑えることができる。
2 運動の習慣化
適度な運動を習慣化する。運動をよく行っている人は、糖尿病、高血圧、肥満、心臓病、骨粗鬆症、がんなどの発症率が低下し、病状が改善されることが、さまざまな研究で確かめられている。
運動には、メンタルヘルスや生活の質の改善効果もある。
3 ストレスの管理
受動的な緊張緩和にとどまらず、積極的なストレス対策が必要。日常生活の中でストレスを管理する工夫が求められる。
ヨガやメディテーションが心身をリラックスさせ、自律訓練法として有効という報告もある。
4 社会的なサポート
自分の仕事や生活での不安、悩み、ストレスについて相談できる人をもつことは重要。グチやボヤキでもよいので、相談相手をつことが、ストレス管理の改善につながる。
「老化を促す要因を取り除くことで、体に備わっている治癒力は強められます。
このメカニズムはとてもダイナミックで、短い期間で体を変えることが可能であることが、
研究で示されました。大変に感慨深いことです」と、研究を行ったオーニッシュ氏は述べています。
ほんの少しの意識を変えるだけでも、長いスパンで見れば
劇的に細胞レベルでの元気を保つことができるのだと思います。
当たり前のことですが、意外とできていなかったりします。
少しずつ取り入れて元気をキープしていきたいですね。
ピラティススタジオ カラーズ大阪