こんにちは。トレーナー矢羽田です。
近頃はTVや雑誌の健康・運動の特集などで、筋肉名などの専門用語が沢山出てきますね。
そのおかげで、お客様の知識量も増えてきているように思います。
お腹の筋肉と言われると「腹直筋」「腹斜筋」「腹横筋」
肩こりになりやすい筋肉は「僧帽筋」太ももの裏側にある筋肉は「ハムストリングス」など、
筋肉名などが、興味のある方にはどんどん浸透していっている感じがします。
特に体に痛みが出たり、不調が出てきたときには嫌でも体に興味が湧いてくるのではないかと
思います。
その中でも特に体を支える深層部の筋肉としてよく出てくるのが、「大腰筋」
この筋肉が体の安定の全てのカギを握っているというトレーナーさんもいるほど、大きな
役割を担っている筋肉です。
大腰筋は,腰部から骨盤表面を通り,脚の骨(大腿骨基部内側)につながっています。
大腰筋と腸骨筋を合わせ「腸腰筋」とも呼びます。
主に次の3つの機能があります
1)股関節を屈曲させる(股関節を曲げる)
2)骨盤を前傾させる(骨盤を前に傾ける)
3)腰椎を斜め前方に引き下げ
脊柱のS字型を維持する(腰部にアーチをつくる)
近年、この大腰筋(及び腸骨筋)が、この3つの機能以上に体の様々な働きに関係している
ことがわかってきました。特に注目なのが「姿勢の維持」への機能。
大腰筋は,腰部(腰椎)と脚の骨(大腿骨基部)を直接結ぶ唯一の筋なので、
腰の位置が反りすぎ(骨盤前傾)たり,猫背(骨盤後傾)のいずれの場合にも,
バランサーとしてその位置を修正・維持するはたらきをもつものと考えられています。
上半身と下半身を繋いでいるこの筋肉がしっかり働くことで、正しい姿勢の維持が
しやすくなる、ということになりますね。現代人は、あまり歩かなくなったり長時間
座りっぱなし、もしくは長時間立ちっぱなしなど、同じ姿勢を続けることが多いため、
本来の筋肉の機能が働かなくなっている可能性があります。
大腰筋の主なトレーニング方法は、スクワットに代表される股関節を動かすトレーニング。
特に股関節が90度まで曲がると、大腰筋がしっかり働くといわれています。
カラーズのトレーニングの中では、全身のつながりを意識しながらしっかり大腰筋を働かせます。
使うのを忘れかけている体の中にある姿勢を維持する筋肉を
目覚めさせて、キレイな姿勢を維持できるようにトレーニングしていきましょう!
ピラティススタジオ カラーズ大阪