こんにちは。心地よい秋の風を感じる季節となりました。
穏やかな季節である半面、気温や気圧が不安定なため、自律神経が不安定になり、
身体のだるさや、疲労感を感じている方も多いのではないでしょうか。
大きな要因として「自律神経」がかかわっていることは よく知られるようになってきました。
夏や冬は高気圧が維持されやすい季節ですが、
春先や秋口になると低気圧が通り始め、空気中の酸素濃度が低くなり、
呼吸が乱れることで自律神経の乱れに繋がる要因をつくっています。
自律神経に自分の意思で働きかける方法は「呼吸」です。
特にピラティスで行う肋骨を意識的に動かす呼吸法は呼吸筋である横隔膜のパワーを最大限に引き出すことができる呼吸法です。
横隔膜は傘のように肋骨に張り付いています。肋骨を動かすピラティスの呼吸法は、横隔膜を最大限に収縮と弛緩を
引き起こすことができます。
横隔膜の能力を最大限に引き出すための肋骨を動かすときのコツは前に突き出すのではなく、横に広げること。
そうすることで横隔膜の肋骨の起始部である第七 ~ 第十二肋骨、肋軟骨内面、背骨(腰椎)の起始部である
第一(L1) ~ 第四(L4) 内側脚及び前縦靭帯から停止部である腱中心を最大限に動かすこすことが可能になります。
ピラティスの呼吸法は解剖学見地に基づいた呼吸法であることがわかります。また、横隔膜の動きを妨げる要因として姿勢の悪さが関係しています。
猫背などで肋骨の配置が悪いと、横隔膜が動きにくくなってしまい大動脈裂孔を通る交感神経への刺激が減り、活力低下を引き起こす可能性があります。
秋の不調を乗り切るアイデアは意外と簡単だったりしますが効果的に行うにはちょっとした「コツ」があります。
ピラティスBreathingを効果的に取り入れて、横隔膜のパワーを最大限に引き出して、
カラダの元気の元である呼吸をうまく活用していきましょう!
ピラティススタジオ カラーズ大阪