こんにちは。トレーナー村上です。
「内臓コンディショニングとピラティス」のセミナーを開催しました。
カラダに起こる様々な不調や変化の要因を身体の内側のメカニズムから理解をしていくことは、
改善したい症状の根本的な原因にアプローチして身体づくりを見直していくことにつながります。
自分が理想とする健康で綺麗なカラダづくりに着実に近づくことが可能です。
例えば筋力を上げたいと思ってトレーニングをしてもなかなか効果が出ないのは、
運動の方法自体が問題ではなく内臓機能に問題がある場合もあります。
内科的機能が正常に働くには大きく分類して下記の8つの機能が
バランスよく働く必要があります。
<神経系>
脳からの指令を全身に伝達します。主に体を無意識の中で調整をしてくれている自律神経が
バランスよく作用していることが健康な体づくりのなかで最も重要なポイントのひとつです。
<循環器系>
全身に酸素や栄養分、体液などをめぐらせていくことで体はしっかりと機能します。
循環器系を高めるためには筋力向上が効果的といわれています。
<呼吸器系>
活動するために必要なエネルギーを生み出すためには呼吸による酸素や二酸化炭素などの吸入が必須です。
外から空気を吸い込む「外呼吸」だけではなく、取り込んだ空気を体内に取り入れる「内呼吸」がカギとなります。
<消化器系>
体内に摂取した栄養分などを、体に必要な栄養素として分解・吸収していくことで体は構成されます。
摂取する食べ物をバランスよくすることよりも前に、摂取した食べ物をキチンと消化できる体が
なければ食事をしても無意味になります。
<泌尿生殖器系>
生理的機能により体の中にある不要なものを輩出し、体の循環や吸収力を高めることで常に体をフレッシュな
状態をキープします。また生殖機能はホルモンバランスに大きく関わるため、ケアをしてあげることが重要です。
<内分泌系>
ホルモンの分泌により生理的機能はスムーズに行われていきます。近年は環境ホルモンが人体に与える
悪影響が問題になっており、ホルモンバランスに対する関心は高まる傾向にあります。
内分泌系の知識を知っておくことは今後の体のケアにとても重要です。精神的な部分にも大きく関与します。
<血液系>
栄養分の運搬係としての機能が高く、全身を巡っていきます。体温調整などにも大きく貢献しています。
また免疫系としての機能も高くウィルスなどの撃退に大きく関与します。
<感覚器>
味覚や視覚、皮膚感覚など、外的要因に対して瞬時に対応できるよう体の最初の砦としての役割や、
吹き出物や口内炎など体の中で起きている状況が一番最に現れる場所でもあります。
体の内機能はこれらのものが関係しあっているため、
体に起こしたい変化がうまく表れない場合はこのうちのどれかがうまく機能していない可能性が高いと思われます。
そしてこれらの機能を整えているのが自律神経。
自律神経の働きを正常にすることで下記の4つの機能が働くことも重要な要素となります。
体に起こしたい変化がうまく表れない場合はこのうちのどれかがうまく機能していない可能性が
高いと思われます。
自律神経の機能は「姿勢」と関係している為、ピラティスで姿勢を良くすることが
内臓機能を高めていくことにも大切です。また、メンタル面からも大きく影響を受けるため、ストレスケアなども必須となります。
カラダの一部分を見るのではなく全体を大きなシステムとして捉え、
コンディショニングしていくことで心地よい綺麗な身体づくりへの近道となります。
自分の身体を内臓からマネジメントして、ピラティス効果を最大限に引き出していきたいですね。
ピラティススタジオ カラーズ大阪