こんにちは。トレーナー木原です。
カラーズではいつもプライベートレッスンで使っているタイフォー TYE4®と パラセッターParasetter®の特別ワークショップを開催しました!
ニューヨークのPhysicalMind Instituteよりマスターティーチャーの Yuu Fujitaさんが来日し講師を務めていただきました。
「TYE4® タイフォー」は、ニューヨークのPhysicalMind Instituteが開発したピラティスツールです。創設者Joan Breibart (ジョーン ブレイバート女氏)がイヴ ジェントリーとミシェル ラーソンとともに設立した「The Institute for the Pilates Method(1991年)」を前身とするアメリカ初のピラティス資格コースを開催した組織です。
ジョーンは、1993年に「Pilates」の登録商標権の取り消しを求める訴訟を起こしました。7年の闘争の後、2000年10月19日に「Pilates」の登録商標が取り消されました。これにより、全ての人が「ピラティス」という文字を使うことができるようになりピラティスは一気に全米で広まっていきました。20年以上の期間にアメリカで多くのピラティストレーナーを輩出し、現在ではピラティスディスクを開発した理学療法士Marika Molnar氏とともにTYE4®とParasetter®の普及を行っています。
「Parasetter (パラセッター)」は、副交感神経(Parasympathetic)とセット(set)を合わせた造語で体をリラックスさせ深い呼吸を導き、副交感神経を優位にすることを目的に作られました。今回はパラセッターを使ったワークショップから始まりました。
パラセッターの特徴でもある「バックリブブリージング」を意識し、深い呼吸の中でコアを安定させ、手足を自由に動かしていきバランスのとれた体づくりへ誘導していきました。パラセッターは2つの山形の間に溝があり、その中に背骨がおさまることで背骨には直接圧がかからず背骨の左右をやさしく刺激することでリリースすることができます。また2つに分かれていることで左右差を感じやすくなり筋肉のアンバランス差を解消したり、コントロール力を身につけることができます。
その後は「Tye4 タイフォー」を使ったワークショップへ。タイフォー はピラティスのマシン「リフォーマー」を元に考案されました。狭くリフォーマーが置けないスペースでもリフォーマーのバネを使ったトレーニングのようにタイフォー のゴム(バンジー)を利用して、レジスタンス(抵抗力)を利用したトレーニングが行えます。体幹から手足にかけて装着するバンジーの伸ばす方向を使って様々なトレーニングのアイディアを学びました。現代女性の8割がなっていると言われている「肘の過伸展(サル腕)」。
それに加えて長時間のパソコン作業やスマホを持つことでさらに腕の筋肉はねじれて使われることで酷使し、肩こり・首こり・親指の痛み・腱鞘炎などを引き起こしやすくなります。タイフォー のバンジーを使うと腕のアライメントを整え、過伸展を防ぎながらトレーニングができるため終わった時の肩周りの開放感や、首や背骨の変化を感じることができます。体に密着させてトレーニングができるタイフォー は、負荷をかけながらもバレエやヨガ、ゴルフや野球など様々なスポーツもできます。約8〜9kgあるバンジーの抵抗力を使うと、通常の約2倍ほどのパワーが必要となるとのこと…
パラセッターで体を一度リラックスさせてから整え、そしてタイフォー を使って、寝た姿勢 → 座った姿勢 → そして立った状態でのトレーニングへ。体が目覚めバランスのとれた状態へ変化することを体感できたワークショップでした。
また、今年11月には「アナトミートレイン + タイフォー 」のコラボレーションセミナーがニューヨークで開催され筋膜にローチする TYE4レッスンプログラムも始まります!
ピラティススタジオ カラーズ大阪