- 2019-04-06 (土) 16:11
- ピラティス
こんにちは。トレーナー正岡です。
慢性化しやすい膝の痛み、股関節や腰の痛み。治療に行って患部を触ってもらい一時的には痛みが無くなってもまた繰り返してしまうことがありますね。
今回は痛みがでやすい「足・足首・膝・股関節」についてのセミナーを開催しました。
足の歪みや使い方をみるアライメントの評価方法や足から体幹部への繋がりなど、基本の解剖学から修正法やトレーニング方法について進めていきました。
・つま先の方向は? 軽度外旋へ
・重心の位置は? かかとに60%
・膝の方向は? 膝裏のシワが真後ろ
・骨盤のポジションは? 仙骨が前傾30° など。
足は体を支えている部分のため、足から膝、膝から股関節、股関節から骨盤へと全身へとつながりがあります。その為、足の使い方が悪いことで踵や前足部の捻じれにつながり腰や首などの不調を引き起こす原因ともなります。
2足歩行の人間にとって「足」は、地面と設置している唯一の部分です。足の形は人により様々です。生まれ持った骨格の違いもありますが、多くは生活習慣や、運動習慣、特に幼少期の運動習慣が関係してきます。
機能不全の一つが足のアーチについて。
アーチと聞くと土踏まずを連想しやすいですが、足には3つのアーチが存在します。①内側縦アーチ ②外側縦アーチ ③横アーチ
アーチはショックを吸収する働きを持つため、ジャンプの着地の際などしっかりと衝撃を受け止め「潰れる→戻る」機能が必要です。しかし過度に内側縦アーチが持ち上がっている「ハイアーチ」や逆に潰れてしまっている「扁平足」の方が多くいます。
それらはアーチの機能不全を起こしており、捻って使う運動習慣や偏った日常の動作の繰り返しから引き起こしたものによる体幹部の弱さなどが原因です。足の機能改善のキーポイントとなるのが「距腿関節」と「距骨下関節」。
底屈・背屈、回内・回外と呼ばれる足部の動きに関係が深い関節です。それらの関節が正しい位置にあるか、正しく動くかどうか、正しく連動して動けているかなどチェックして修正して改善していくトレーニング方法を実践していきました。
正しく機能的な動きへと導くことで足部の捻れが緩み、また膝下の捻れが整っていくことで膝の痛みの改善につながっていきます。O脚やX脚、またハイパーニーと言われる膝の過伸展や股関節のつまりなどによる痛みの改善にも有効です。機能的な足の構造を取り戻した後は、その形をキープできるようトレーニングで鍛えることが大切です。
ピラティスマシンのチェアを使ったトレーニングは、下肢のアライメント評価も行いやすく、坐位でのトレーニングも効果的で、足部の機能改善につながるムーブメントも行うことができます。
カラダの土台である足から整え、慢性化しやすいひざ痛・股関節痛・腰痛の改善と予防をしていきましょう!
ピラティススタジオ カラーズ大阪