- 2020-04-15 (水) 17:57
- Parasetter | パラセッター | ピラティス
こんにちは。トレーナー石本です。
最近、カラダの緊張や力みで呼吸をしっかりとできない方が増えてきています。ピラティスの効果を効率的に高めるのには正しい呼吸が大切になります。「肋骨の内側にある筋肉を(横隔膜)を使って行う呼気と吸気」。息を吸うと横隔膜が収縮してお腹の下側に下がり、胸郭が開いて肺に空気が入る。はじめにお腹が膨らみ、次に胸に空気が入って膨らむ。そして肺に空気が入り背中の上部まで膨らむ感覚が大切です。
2つの山型になっている「パラセッター Parasetter」というコンディショニングツールを使うことで、背面側の呼吸の感覚がとても高まります。ちょうど背骨の横に繋がっている筋肉が暖まりゆるんでくるのがわかります。肋骨の前側には伸縮性のあるストラップが呼吸に合わせて伸び縮するので呼吸のリズムを作ってくれます。
Parasetterは、Parasympathetic-副交感神経- が名前の由来となっています。ピラティスの効果を最大限に引き出す為には、交感神経と副交感神経のバランスを整えることがカギとなってきます。多くの場合、身体と心が緊張状態で交感神経が優位でリラックスできる時間がとられていません。開発者ニューヨークの理学療法士Marika Molnar氏は、アメリカピラティスマシン最大手Balanced Body社 創立メンバーの一人であり、Pilates Anytimeでクラスの監修をおこなっています。
リラックスした時間をとり身体の緊張をほどく為に、2つの山型が背骨に負担がかかりにくいポジションへと導いてくれます。肋骨・頭蓋から骨盤までリラックス状態を得ることができます。この山型部分が肩甲骨と肋骨の間でサポートすることにより、脊柱が浮き周りの筋肉の負担が軽減されていきます。
パラセッター上で、意識して呼吸を10分間行うことで肋骨背部が刺激され肋間筋を柔軟にし横隔膜の効率的な運動を導きだします。3ディメンションの意識的な呼吸は内臓・筋肉の適正な運動には欠かせません。
しっかりとリラックスしてから体幹のトレーニングに進んでいきます。骨盤の歪みがある状態で腰部を安定させる為のトレーニングをしてしまうことで、さらに腰痛を引き起こしてしまうことがあります。2つの山があることで、歪みに気づき修正することが容易になります。この2つの山は肩甲骨回りのリリースにも役立ちます。力みから解放し、呼吸が整った状態でピラティスマシンを使つことで、カラダを動かす方向性を明確にし意図的に必要な部位にアプローチしていくことが容易になります。
カラーズでは、パラセッターの販売も行っていますのでご自宅でトレーニングしていただけます。睡眠の前にベッドの上で使うのもお勧めです!(12,000円+税)
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ピラティススタジオ カラーズ大阪 Pilates Studio COLORS